島の環境講和♪

2010年12月10日

島のコミセンにて、「水郷景観の保全と活用」という講演会がありましたface01



今回話をして下さるのは、滋賀県立大学環境生態学科の野間直彦先生です。

島の環境講和♪

先生は、獣害対策や学生の卒論の里山保全など、島学区と深いかかわりのあるとのこと



近江八幡の水郷って「重要文化的景観第一号」に選ばれているって知ってますかiconN05
実は自分は最近知りました・・・kao_3

水郷をどう守り、活用していくのかというのが今回の公演の主旨ですiconN37

近江八幡の水郷には、貴重な植物がヨシとともに生えています。

先生がおっしゃるには、ヨシ刈がとても重要とのことiconN04
なぜなら、ヨシを刈ることで貴重な植物の生育が旺盛になるものがあるからです。

たとえば、「ツルスゲ」や「オニナルコスゲ」

島の環境講和♪

これは、日本の宮城~新潟に多く分布していますが、八幡の水郷でも見られます。

「ヤナギトラノオ」に関しては、八幡の水郷が分布の世界の南限らしいです


これってとてもめずらしいそうiconN32

先生曰く、「国の天然記念物にしてもいいぐらいの湿地」だそうです。

さらに、植物だけではありません。鳥もすごいです。

コヨシキリは渡り鳥で、通常北海道で繁殖し、途中八幡の水郷で休んでいたそうですが、最近、どうやら繁殖もしているらしいのです。

島の環境講和♪




北海道で繁殖するはずのコヨシキリが水郷で繁殖を・・・にわとり
これも珍しいことのようです。

 
全然知らなかった私は、「すごい、すごい」と思って、聞いておりました。
何気なく見ている水郷が実は貴重な植物、動物の宝庫だったなんて!
島学区には、たくさんの宝があるんやなぁと思いました

「まず、地域の人が資源を理解すること。そのあとに観光に使用すること」と先生はおっしゃいました。
それと、「景観とは、眺めの事だけだと思われがちだけれども、動植物の住処としての価値もある」と繰り返しおっしゃられていました。

 地域にあるものって、あるのが当たり前でよさになかなか気付けなかったります。でも、資源の価値を知り、守り育て、発信し、たくさんの人と共有していく。そんな関係になりたいですね。


 みなさん、ぜひ一度近江八幡の水郷を見に来て下さいね~きっと、素晴らしい発見がありますkao_21

中間支援センターももっともっと、八幡のよさを発見し、発信していきま~すicon16









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