住民支え合いコーディネーター研修
2021年03月08日
【研修報告】
令和3年3月6日(土)19:00~
『住民支え合いコーディネーター研修』に参加してまいりました。
テーマは「住民支え合いコーディネーターの心得」と題し、ご近所福祉クリエイターの酒井保氏による講演、その後グループ毎にそれぞれの活動について話し合う場として、勉強させていただきました。
令和3年3月6日(土)19:00~
『住民支え合いコーディネーター研修』に参加してまいりました。
テーマは「住民支え合いコーディネーターの心得」と題し、ご近所福祉クリエイターの酒井保氏による講演、その後グループ毎にそれぞれの活動について話し合う場として、勉強させていただきました。
講師の酒井さんがお話ししてくださったホンモノの支え合いとは、住民を支えるためのサービスや事業ではなく「隣人やご近所さんを気にかけること」・・・例えばおすそ分けし合ったり、数人で集まって茶話会したり、ついでに買物してきたり、車で送迎したりという、サービスや事業として数値化されないことを意味付けすることが大事ではないかというお話しでした。
給食サービスがあることでおすそ分けしなくても大丈夫となる
サロンがあることで、おうちで集まって茶話会する機会が減る
買物サービスがあることでついでに買うことをしなくなる
送迎サービスが充実したら、一緒に行こうと誘わなくなる
・・・社会(地域)とのこれまでのつながりが失われることもあるという・・・
そして酒井さんは参加者に「この中で自分が困った時、助けて!と声をあげられる人はいますか?」と聞かれ、手を挙げたのは一人だけ。
「では、誰かが助けて!と言われたら助けますか?」と聞かれると、全員が手を挙げました。
『支え合い』と言うけれど、支えられることを学んでこなかったから支援されることに遠慮が生まれ、我慢してしまう。
今あるのは『支え合い』ではなく『支える』仕組みだと言われ、『支え合い』にするために支えられる側もできることをして社会と繫がり、誰かから「ありがとう」と言われるような環境を作っていく必要があるとお話ししてくださいました。
グループワークでは「支える活動の喜びや悩みの分かち合い」をテーマに話し合い、それぞれのグループで話し合った内容が発表されました。
それぞれの発表を受け、講師の酒井さんは「今できることを整理し、つながりを切らないこと」「地域ケア会議のような多職種が連携して専門職もかかわり、支援を考えること」が大事だとお言葉をいただきました。
酒井さんは講演の中で笑いも忘れず楽しませてくださり、あっという間の二時間でした。
チコちゃんに叱られるのボイスチェンジャーを使って、社協の重野さんを相手にチコちゃんの声で「ボーっと生きてんじゃねぇよ!」と(笑)
小道具を使って楽しくしようとされるところ、とっても好感持てました!
地域での生活支援活動は支援する側、される側という枠で考えず、一緒に地域で取り組むという意識が大切ではないかと考えることが出来ました。
難しい課題もあるけれど、そういう意識を持った人が増えるといいなと思います。
各地域で新たな見守り支え合い活動に関わる方々とお話しでき、有意義な時間となりました。
主催してくださった近江八幡市社協の皆さん、ありがとうございました。お疲れさまでした。
Posted by ちゅうはちくん at 15:11│Comments(0)
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