読書ボランティア「ぐりとぐらの家」

2011年08月03日

7月のとある日の朝、新設された金田小学校を訪れました。

 広くて、きれいで、私が通っていた頃にはなかったような造りで大変驚きました。
 
 たとえば冷暖房完備とか・・・、学級文庫でなく学年文庫だったり、廊下に本棚や休むところがあったりと、「へぇ~」と思うことばかり。

 さて、どうして金田小に伺ったかというと、読書ボランティア「ぐりとぐらの家」さんが活動されているので、取材に伺いましたkao_21

 朝の読書の時間に、「読み聞かせ」を行っています。
 今日は、5年生と2年生の日iconN08

 2年生のところに伺うと、まだ読み聞かせ前でした。
 走り回ったり、しゃべったりと大騒ぎ(笑)

 子供の時ってこんなやったっけ?と思うぐらい、みんな元気!

 しかしiconN04
 
 読み聞かせが始まると・・・


 読書ボランティア「ぐりとぐらの家」

 みんな静かに聞いていました
 
 おぉっ。

 今回の本は、「おたまじゃくしの101ちゃん」

 戦いの場面があったり、聞きごたえたっぷりの本でしたiconN07
 
 子どもたちの顔を見ながら語りかけるように、大きな声ではっきりと抑揚をつけて読まれていました。

 
 「ぐりとぐらの家」さんが気をつけてらっしゃることは、
 「子どもたちに本を見せながら話すこと」だそう。
 なのでこのようなスタイルなのですね!
(う~ん、逆光でよく見えなくて残念です)


 こちらは5年生の読み聞かせの様子。5年生は落ち着いていましたtenki_2

 読書ボランティア「ぐりとぐらの家」
 

 

  その後、1学期の読み聞かせ活動を通しての反省会が開かれると言うので、お邪魔させていただきました。

 読書ボランティア「ぐりとぐらの家」 

 1学期を振り返って、反省や状況などの意見交換をされていました。
 

 高学年はどんな本を読んでいるの?
 (読んでもらう場面が少なくなるので、どんな本も喜ぶよ~。
  絵本でもokだよ。など)

 本の選び方は?
 (たくさんの本の中から、自分の”こうなってほしい”という思いから選んでほしい)

 読んだ後はどうしている?
 (話をすることもあるよ~など。)

 同じ本でも学年によって響き方が違うよ、という意見や、高学年でも絵本でも全然興味を持ってもらえるよ、など興味深い意見がたくさん。

 
 2学期も充実した読み聞かせが出来そうですねkao_10 


 その中で驚いたのが、「カチカチ山」を読んだけれど、「うすときね」が分からなかったというお話iconN04

  
 「昔話は読みたいジャンルではあるけれど、難しい」との意見も出ていました。
  子どもたちがイメージがわかない模様。
 
 たしかに今は昔のような生活から、だいぶ様変わりしてきています。
 「うすときね」を見る機会も少ないです。
 
 だからこそ、昔の生活を体験してもらって、本を読むなど、やりたいことも新たに出てきているようですkao_21
 

 もともと「読書ボランティア ぐりとぐらの家」さんは、おひとりで活動されていました。
 「子どもが学校と家しか知らない。読み聞かせを通して、深みのある人間関係を育みたい」という思いに賛同した方が、現在徐々に増え、現在では、会員さんは10名を超えました。

 「学校」という場所で「地域の大人」が入り込み(保護者である場合もありますが)活動することで
多様な付き合いになり、「深みのある人間関係」につながる取り組みだなって思います。

 今後も講演会を開くなど、活動がますます活発になりそうな「ぐりとぐらの家」さん♪
 また伺わせていただきま~すicon06 
 


Posted by ちゅうはちくん at 15:16│Comments(0)
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