「環境から農と食を考える!講演会」参加レポート

ちゅうはちくん

2009年12月25日 15:21


2009年12月19日土曜日に近江八幡酒蔵工房(近江八幡市仲屋町)で
「環境から食と農を考える!」講演会が開催されました。(主催:環境か
ら農と食を考える実行委員会)
講師は微生物的環境技術研究所主幹の平井孝志先生。「私たちの、心
の底の忘れもの」というテーマでお話をされました。
話に出てきたのは微生物と宇宙。一見、スケール的には正反対に思える
この2つが地球環境問題を考える上で非常に重要ということ。私たちは普
段意識していませんが、微生物のはたらきによって人間は生かされてい
ます。微生物が分解してくれるおかげで環境が保たれたり、人間の体そ
のものも微生物のはたらきで成り立っているのです。「環境問題を考える
ときは微生物さんを忘れてはいけない。微生物さんが喜ぶ環境をつくるこ
と、それが健康法。」平井先生が微生物に「さん」を付けるのには微生物
に対する感謝の念が込められています。微生物をはじめとした命には
「原理」があります。「原理」、すなわち「宇宙」に忠実に考えていけば間違
えることはないし、それが「正義」ではないか、と平井先生は強調されてい
ました。
地球環境問題については、耳に入って来ない日はないほどに、叫ばれてい
ますが、「微生物と宇宙=原理」という視点で考えることは非常に新鮮で
した。表面的な問題のみにとらわれるのでなく、その奥にあるものに目を
向けていくことも大事だと感じさせられた講演会でした。
講演会の後のお楽しみ昼食はなんと会津の郷土料理!米麹を使ったお漬
物や、「しんごろう」(ごへえ餅のようなもの)、「つゆじ」(汁)、「うち豆」等々
もりだくさん。また地元の北ノ庄菜を使った漬物も登場。町屋のほっこりした
雰囲気の中で参加者が交流しながら昼食を囲みました。私は初めて北ノ庄
菜をいただきましたが、ピリッとした辛みがなんとも言えず、おいしかったです。
近江八幡市の隠れた名産品ですので、ぜひ機会があれば、召し上がって
みてください♪(服部)












関連記事